サーキットプロテクタ
FT50G/DT50G
フロント配線 シリーズ
- 完全電磁式
- 表面ねじ取付け/DINレール取付け
- 安全設計/強化絶縁/耐電圧4000V
- 豊富な遮断特性
- RoHS対応品
ご使用上の注意
共通注意事項
- サーキットプロテクタは、標準取付け姿勢(右図)でのご使用を推奨いたします。
カタログに記載されている遮断特性及びイナーシャルディレイ特性は、標準取付け姿勢での値です。
標準取付け姿勢以外でご使用の場合には、カタログの特性値が生かされません。
その場合は必ずお問い合わせ下さい。 - アーク孔と装置のパネルとの間に20mm以上のアークスペースをあけて下さい。
標準取付け姿勢時、アーク孔は上面にあります。 - サーキットプロテクタをMAY TRIP領域で使用することはできません。
MAY TRIP領域の電流が長時間通電されることが予想される場合は、弊社までご相談下さい。 - サーキットプロテクタ取付け後"ON""OFF"のマークが隠れる場合は装置側に"ON""OFF"のマークを表示してください。
- ハンドルによるON−OFF操作は、ハンドルの動きを途中で止めたりしないでスムーズ
に行って下さい。
ON操作時は、ハンドルがON位置に突き当たるまで押して下さい。
OFF操作時は、ハンドルをOFF方向に押して下さい。ハンドルは素早くOFF方向に戻ります。 - ハンドルは、軽い力で操作可能です。
ハンドルに必要以上に強い力を加えますと、製品の破損又は機能障害の原因となりますのでご注意下さい。 - 過負荷トリップ後ハンドルを再投入する時は、過負荷の原因を取り除いて、ハンドルがOFF側に十分に戻りきっている事を確認した上で行って下さい。もし、短絡遮断した形跡など過度の損傷が認められる場合は、再投入は行わないで下さい。
- 標高2000m以下でご使用下さい。
- 特殊な電流波形について
右図のようなコンデンサインプット電流においては、
プロテクタの定格電流値と回路電流値が近過ぎますと、「うなり音」や「不要な遮断」が発生することがあります。
これは回路電流値(rms)の 2~3倍の定格電流値の
プロテクタを使用することにより回避できます。
その他詳細につきましてはお問い合わせ下さい。 - 補助端子(#110TAB)への半田付けは、40W以下の半田コテ(コテ先温度350℃max)で、端子に力をかけないように、3秒以内で行ってください。
- 半田付けの際、半田及びフラックスが補助回路の内部へ侵入しないようにご注意下さい。
- ディレーティングについて
サーキットプロテクタは定常電流が定格電流の80%以下(逓滅率:ディレーティング)でご使用頂くことで、接続する配線ケーブル及び製品の長期信頼性が得られます。当社は、80%以下の逓滅率でのご使用を推奨いたします。また、使用周囲温度と電流の逓滅率につきましては下表をご参照下さい。同表は、主端子に接続する電線の温度定格が105℃の場合の値です。それ以外の場合には、ご相談下さい。
DC 2極切指定品の配線上のご注意
TRM,TNM,TP25M,TP25G,TP30M,TP30G,TP50M及びTP50Gの2線切指定品をご使用の場合は、下記をご参照のうえ配線願います。
TRM,TNM,TP25M,TP30M,TP50M
LINE端子を プラス (+) に接続、LOAD端子を マイナス(-) に接続する。
1. 電源の片側を筐体にアースしない場合
2. 電源の片側を筐体にアースする場合
※アースしない極側にプロテクタを配線して下さい。
3. 7V、7Dを使用する場合
TP25G,TP30G,TP50G
LINE端子を電源側に接続する。
1. 電源の片側を筐体にアースしない場合
2. 電源の片側を筐体にアースする場合
※アースしない極側にプロテクタを配線して下さい。
安全上のご注意
取付け作業、操作及び保守点検に際しては、「取扱説明」をよくお読みのうえ、正しくご使用下さい。
この「取扱説明」では、安全上の注意事項のクラスを「危険」、「注意」として区分してあります。
危険 |
取扱いを誤った場合に、死亡又は重傷を受ける可能性があります。 |
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注意 |
取扱いを誤った場合に、中程度の障害や軽傷を受ける可能性、及び物的損傷が発生する可能性があります。 なお、注意に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。 |
危険 |
取付け・取外し作業、配線作業及び保守・点検は必ず電源を切ってから行って下さい。端子部に触れると感電の恐れがあります。 |
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注意 |
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